【受給例】人工肛門造設術で障害厚生年金3級を取得、遡及で約150万円を受給できたケース
相談者
- 性別:女性
- 年齢層:50代
- 職業:事務職
- 傷病名:子宮頸がん
- 決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級
- 遡及受給額:約1,500,000円
相談時の状況
相談者は令和4年頃に子宮頸がんであることが発覚。子宮を全摘出されたためご相談されました。子宮を摘出しただけでは障害年金の対象にはならず、日常生活でお困りのことをヒアリングしたものの放射線治療等も行っておらず・・・
障害年金の対象になる可能性を探るため時間をかけてヒアリングし続けた結果、がん治療で細くなっていた大腸に健康診断で用いたバリウムがつまり緊急入院。人工肛門の造設術を行っていたことが判明。人工肛門は障害厚生年金3級に該当する状態であるためすぐに取り掛かることにしました。
相談から請求までのサポート
障害年金は、原則初診日から1年6ヶ月経過した日から受給権が発生しますが、人工肛門の場合、設置から6ヶ月経過した日が原則の障害認定日より早く到来すれば、その日が障害認定日として認められる特例があります。
遡及請求を行うためには障害認定日時点から3か月以内の診断書と、今現在の診断書の2枚が必要となるのですが、障害認定日時点では病院に通っておらず、用意ができませんでした。しかし、今現在の診断書に手術日を記入してもらったことで認定日請求が可能な点に目を付け、1枚の診断書のみで認定日請求に挑み、無事約2年半の遡りの支給が認められました。

- 皆様、グロースリンク社会保険労務士法人の代表、土江 啓太郎です。私たちの事務所は、”幸せ”と”利益”を両立する「いい会社」を増やすことを経営理念として、皆様の職場での様々な課題に対応しております。特に、障害年金の請求をお考えの皆様には、適切な手続きをサポートし、権利が確実に守られるよう尽力しています。私たちのミッションは、職場の健全な発展をサポートし、労働者の皆様が安心して働ける環境を提供することです。長年の経験と専門知識を活かして、障害をお持ちの方々が公正な支援を受けられるように助言及びサポートを提供させて頂いています。障害年金についてご不明な点があればどうぞお気軽にご相談ください。
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