【受給例】脳出血による左半身麻痺で障害厚生年金1級を取得、約1,500万円の認定日による請求が認められたケース
相談者
- 性別:男性
- 年齢層:60代
- 職業:高校の先生
- 傷病名:右視床出血(脳出血)による左半身麻痺
- 決定した年金の種類と等級:障害厚生年金1級
- 受給額:約4年半の遡及請求となり1,500万円の一括受給。
相談時の状況
深夜、勤務を終えて帰宅した相談者は、自宅トイレで左足の震えを感じ、その場に座り込んでしまいました。呂律も回らなくなり異変に気づいたご家族が救急車を呼び、緊急搬送された結果、「右視床出血」と診断されました。そのまま約4か月間入院し、川平法やリバース法などの様々なリハビリを受けたものの回復は見られず、左半身に重い麻痺が残りました。
退院後、職場の支援、理解もありすぐに復職はできたものの、担当は補習など負担の軽い業務に限られました。身体の安定が難しいため公共交通機関での通勤は困難で、毎日の通勤は奥様の送迎によるもの。学校内の移動も車いすを使用せざるを得ません。日常生活では右手のみの作業は可能ですが、タオルを絞るなど両手を使う動作は不可能であり、歩行も補助具なしでは難しい状態が続いています。
相談から請求までのサポート
発症から現在までの経過が明確で、初診日も特定されていたため、必要書類の収集や整理は比較的スムーズに進みました。診断書作成にあたっては、日常生活への影響や労働上の制限について、医師に具体的な記述を依頼。さらに、就労状況等申立書には、復職後の制限や通勤・移動手段、生活上の困難について詳しく記載しました。
結果
申請の結果、脳出血による左半身麻痺が障害厚生年金1級と認定され、約1,500万円の受給が決定しました。これにより、相談者とご家族は今後の生活に対する不安を大きく軽減することができ、安定した支援体制のもと生活を継続できるようになりました。