【受給例】大動脈解離(Stanford B型)で障害厚生年金3級を取得、年間約75.7万円を受給したケース

相談者

  • 性別:男性
  • 年齢層:50代
  • 職業:会社員
  • 傷病名:大動脈解離(Stanford B型)
  • 決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級
  • 年間受給額:約75.7万円

相談時の状況

相談者は平成26年頃、胸の痛みを感じて病院を受診したことをきっかけに、大動脈解離(Stanford B型)と診断されました。急性期を脱していたことから入院には至らず、以降は降圧剤による保存的治療を継続。日常生活では血圧管理に細心の注意を払い、ストレスや寒暖差を避けながら生活を続けてきました。

その後も大きな症状変化はなかったものの、令和5年に担当医からステントグラフト手術の提案を受けました。しかし当時は長女が高校受験を控えていたため、ご家族と相談のうえ手術を延期。受験終了後の令和6年11月15日に手術を受けました。

術後は血圧がさらに上昇し、降圧剤の服用量が増加。入浴や階段昇降時に強い動悸を感じるようになり、現在も術前と同様に塩分制限やストレス管理を続けながら血圧管理を徹底しています。職場でも重量物の運搬は同僚に代わってもらうなど、日常生活・業務上ともに制限が必要な状況が続いています。

相談から請求までのサポート

長期にわたる経過の中で、初診日や医療機関の情報が明確であったため、診断書や受診状況等証明書の取得は比較的スムーズに進みました。医師には症状の安定性と現在の状態、職務・生活上の制限について具体的に記載を依頼しました。

就労状況等申立書には、会社員としての業務内容や、職場で配慮を受けている点、家庭内での生活上の注意点を詳しく記述することで、審査機関に相談者の置かれた状況が的確に伝わるよう配慮しました。

結果

結果として、大動脈解離による障害が障害厚生年金3級と認定され、年間約75.7万円の受給が決定しました。治療の継続と生活制限が必要な中、障害年金の受給により経済的な安心が得られ、家族とともに治療に専念できる環境が整えられました。

 

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