【受給例】慢性腎不全(腹膜透析)で障害厚生年金2級を取得、年間180約万円を受給したケース

  • 性別:男性
  • 年齢層:50代
  • 職業:機械工
  • 傷病名:慢性腎不全
  • 決定した年金の種類と等級:障害厚生年金2級
  • 年間受給額:約180万円

相談時の状況

相談者は平成16年夏頃、息切れや疲れやすさを覚えていたが、仕事ができていたため病院を受診せず。ひどい息切れをしたときは病院に行き、通わなくなる、近くの病院に行っては通わなくなる・・を繰り返し、何件もの病院を渡り歩いていました。東京のある病院を受診した際に180を超える血圧をマークし内服薬治療を開始。仕事の都合で名古屋や東北を渡り歩いていた中で腎機能が低下していることが発覚。精密検査をおこない、慢性腎不全であることが分かりました。そして腹膜透析カテーテル挿入術を施行、腹膜透析を導入することに。

相談から請求までのサポート

たくさんの病院に通院されていたことから、初診日の特定に苦労しました。何回もヒアリングを行い、手あたり次第に病院に電話をかけて時系列を絞っていき、初診の病院を発見。カルテは残っていなかったものの、紹介状のコピーが次の病院に残っていたことから、担当医に受診状況等証明書を書いてもらうことで初診日の証明をすることができました。

結果

透析を開始した場合、障害年金の受給権の発生する障害認定日には特例が存在します。初診日から1年6ヶ月が経過する日、または人工透析透析を初めて受けた日から起算して3カ月を経過した日のいずれか早い方を障害認定日にすると定められています。

今回のケースですと、初診日が20年以上前だったため特例には該当せず。しかし、複雑な通院歴をしっかりと整理し、書類を整えて診断書等必要な書類を取得。障害厚生年金2級と認定され、年間約180万円の受給が決定しました。(「透析を受けている者」は原則障害年金2級と認定されます)

今回の事例では、初診日の特定がとても難しい事例でしたが、障害年金の申請のプロである社労士に依頼すると初診日を特定できるかもしれません。弊所では無料相談を実施しておりますのでお気軽にお問合せください!

投稿者プロフィール
土江 啓太郎
土江 啓太郎
皆様、グロースリンク社会保険労務士法人の代表、土江 啓太郎です。私たちの事務所は、”幸せ”と”利益”を両立する「いい会社」を増やすことを経営理念として、皆様の職場での様々な課題に対応しております。特に、障害年金の請求をお考えの皆様には、適切な手続きをサポートし、権利が確実に守られるよう尽力しています。私たちのミッションは、職場の健全な発展をサポートし、労働者の皆様が安心して働ける環境を提供することです。長年の経験と専門知識を活かして、障害をお持ちの方々が公正な支援を受けられるように助言及びサポートを提供させて頂いています。障害年金についてご不明な点があればどうぞお気軽にご相談ください。
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