Q.1人暮らししていますが、障害年金は受給できますか?
A.結論から申し上げますと、1人暮らしをされていても障害年金を受給する可能性はあります。障害年金は、病気や怪我によって日常生活に支障をきたしている方に支給される年金ですので、1人暮らしかどうかということが直接的な要件になっているわけではありません。実際に、1人暮らしをしながら障害年金を受給されている方はたくさんいらっしゃいます。
ただし、精神の障害に関する障害年金の場合、日常生活において家族等の援助を受けているかどうかが考慮される要素となっていますので、申請の際には注意が必要です。たとえば、1人暮らしであっても、ご家族が定期的に訪問して家事の援助をしてくださっていたり、福祉サービスを利用して生活を送っていたりする場合には、そのような支援の状況をしっかりと診断書や病歴・就労状況等申立書に記載することが重要になります。また、現在は援助を受けていなくても、本来であれば援助が必要な状態であるということを具体的に説明することで、障害の程度を適切に伝えることができます。1人暮らしをされているからといって、決して障害年金の受給を諦める必要はございません。お困りの際はぜひ当事務所にご相談いただければと思います。