【岡崎 豊田の障害年金でお悩みの方へ】大動脈疾患で障害年金はもらえる?【専門の社労士が徹底解説!】

大動脈疾患とは何か?

大動脈疾患とは、名前からもわかる通り大動脈に関する疾患で、主に「大動脈解離」と「大動脈瘤」の2つに分類されます。大動脈解離には上行大動脈に乖離のあるStanford A型、乖離の無いものをStanford B型とよび、Stanford A型の方が症状が比較的重いといえます。

 

大動脈瘤は大動脈の一部がはれあがり、膨らんでいる状態をいい、破裂すれば極めて死亡率の高い疾患です。人工血管に置き換える手術や、ステントグラフト内挿入を置き換える手術にて治療を行います。

 

大動脈疾患で障害年金をもらうためには

障害年金を受けるためには、日常生活への影響を詳細に記述した医師の診断書が必須です。厚生労働省から発表されている「障害認定基準」には、下記の通り原則3級のみと定められています。

 

障害の程度(等級)

障害の状態

3級

1 胸部大動脈解離(Stanford 分類A型・B型)や胸部大動脈瘤により、人工血管を挿入し、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

2 胸部大動脈解離や胸部大動脈瘤に、難治性の高血圧を合併したもの

(引用:「障害認定基準」厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12501000-Nenkinkyoku-Soumuka/0000144223.pdf

 

一般状態区分表は以下の通りです。

 

 

区分

一般状態

無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふる

まえるもの

軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業は

できるもの 例えば、軽い家事、事務など

歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、

軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中

の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能とな

ったもの

身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、

活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

 

上記を満たすかどうか、必ず一人で判断せず、社労士や主治医の先生などにご相談ください。

また、原則障害等級3級に該当しますので初診日に厚生年金に加入していることが条件になります。こちらも併せてご確認ください。

最後に

大動脈疾患で障害年金を受給するためには、適切な情報収集と手続きが不可欠です。当事務所では、障害年金の申請サポートを行っております。初回無料面談を行っていますので受給できるか不安、障害年金の仕組みをもっとわかりやすく教えてほしいといった場合にはぜひ、弊所までお問い合わせください!

投稿者プロフィール
土江 啓太郎
土江 啓太郎社会保険労務士
皆様、グロースリンク社会保険労務士法人の代表、土江 啓太郎です。私たちの事務所は、”幸せ”と”利益”を両立する「いい会社」を増やすことを経営理念として、皆様の職場での様々な課題に対応しております。特に、障害年金の請求をお考えの皆様には、適切な手続きをサポートし、権利が確実に守られるよう尽力しています。私たちのミッションは、職場の健全な発展をサポートし、労働者の皆様が安心して働ける環境を提供することです。長年の経験と専門知識を活かして、障害をお持ちの方々が公正な支援を受けられるように助言及びサポートを提供させて頂いています。障害年金についてご不明な点があればどうぞお気軽にご相談ください。
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