発達障害で障害年金はもらえる?【専門の社労士が徹底解説!】

こんにちは、グロースリンク社会保険労務士法人の土江です。

こちらの記事では発達障害と診断された方が障害年金を申請する際のポイントをお伝えします。

 

発達障害とは何か?

発達障害とは、脳の発達に関わる障害で、主に社会生活や学習、コミュニケーションに困難を伴う障害です。発達障害は、主に以下の3つの種類が挙げられます。

  • 自閉症スペクトラム障害(ASD):社会的な交流やコミュニケーションに困難を抱え、特定の行動パターンに偏りが見られる障害です。また音や光などの感覚の過敏や特定の物事への強いこだわりが特徴です。広汎性発達障害なんて呼ばれたりもします。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD):注意力や集中力が続かず、多動性や衝動的な行動が特徴的な障害です。特性のあらわれ方によって多動・衝動性の傾向が強いタイプ、不注意の傾向が強いタイプ、多動・衝動性と不注意が混在しているタイプなど主に3つに分けられ、これらの症状が12歳になる前に出現します。
  • 学習障害(LD):読み書きや計算に関する困難が見られる障害で、知的な障害がないにも関わらず、学習に著しい困難を感じることがあります。

 

幼児のうちから行動面や情緒面に特徴があり、外見には特に変化がないため、障害があると気付かれにくい一方、日常生活や社会生活を送る上でさまざまな支障をきたすことから、生きづらさを感じる人も少なくありません。発達障害とは、一人ひとり異なる困難があるものだと理解しておくことが大切です。

 

障害年金とは

障害年金は、障害を持つ人々が生活を支えるために国から支給される年金です。発達障害がある方でも、障害年金を受けるための条件を満たせば、年金を受け取ることができます。障害年金には、障害基礎年金障害厚生年金の2種類があり、それぞれの年金において受給要件が異なります。

  • 障害基礎年金:国民年金に加入している方が対象
  • 障害厚生年金:厚生年金に加入している方が対象

発達障害がある場合、その障害の程度が障害年金の受給基準に該当するかどうかがポイントになります。

 

発達障害で障害年金をもらうためには

発達障害による障害年金の申請は、診断時の評価が非常に重要です。障害の影響が日常生活や社会生活にどれだけ影響を与えているかを明確に示す必要があります。幼少期からの行動の特徴や学校生活の困難、社会生活での挑戦など、生涯にわたる症状を詳細に記録しておくことが大切です。これには、学校の成績表や教師からの評価、職場での評価などが含まれます。また、発達障害があるために就労が困難であることを示す証拠も必要です。

どのような状態のときに障害年金の対象になるのかを簡単にまとめさせていただきました。

 

障害の程度(等級)

障害の状態

1級

発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの

2級

発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

3級

発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

(引用:「障害認定基準」厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12501000-Nenkinkyoku-Soumuka/0000144223.pdf

 

障害年金の申請方法

発達障害による障害年金の申請には、以下の手順が必要です。

  1. 医師による診断書の作成:発達障害の症状や日常生活に対する影響を明確にした診断書を医師に依頼します。
  2. 必要書類の準備:診断書のほか、年金加入状況を証明する書類や障害年金の請求書などが必要です。
  3. 年金事務所に提出:必要書類を整えたら、年金事務所に提出します。申請後、審査が行われ、結果が通知されます。

 

最後に

発達障害を抱えていて、うつ病等精神疾患も患われている場合、障害年金の申請は非常に複雑になります。特に社会生活や仕事への影響が大きければ、障害年金の受給をできる可能性がありますが障害年金を受給するためには、適切な情報収集と手続きが不可欠です。当事務所では、障害年金の申請サポートを行っております。初回無料面談を行っていますので受給できるか不安、障害年金の仕組みをもっとわかりやすく教えてほしいといった場合にはぜひ、弊所までお問い合わせください!

 

投稿者プロフィール
土江 啓太郎
土江 啓太郎社会保険労務士
皆様、グロースリンク社会保険労務士法人の代表、土江 啓太郎です。私たちの事務所は、”幸せ”と”利益”を両立する「いい会社」を増やすことを経営理念として、皆様の職場での様々な課題に対応しております。特に、障害年金の請求をお考えの皆様には、適切な手続きをサポートし、権利が確実に守られるよう尽力しています。私たちのミッションは、職場の健全な発展をサポートし、労働者の皆様が安心して働ける環境を提供することです。長年の経験と専門知識を活かして、障害をお持ちの方々が公正な支援を受けられるように助言及びサポートを提供させて頂いています。障害年金についてご不明な点があればどうぞお気軽にご相談ください。
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