病歴・就労状況等申立書の書き方【記入例・文例つき】うつ病の方のサンプルで解説!
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こんにちは!
グロースリンク社会保険労務士法人の土江です。
「病歴・就労状況等申立書を書こうとしたけれど、何をどう書けばいいか、具体的にイメージがわかない」——名古屋・岡崎・豊田エリアで、こうしたお悩みをよくいただきます。申立書は「書き方のルール」を知っても、いざ白紙を前にすると手が止まってしまうものです。そこでこの記事では、うつ病の方を例に、実際の記入例(文例)を示しながら、書き方のコツを解説します。「良い例」と「惜しい例」を見比べることで、ご自身で書くときのヒントにしてください。
この記事の要点まとめ
- 申立書は発病から現在までを時系列(期間ごと)に区切って書く
- 「体調が悪い」ではなく具体的な行動レベルで書くのがコツ
- できることではなく、できないこと・援助が必要なことを中心に
- 調子の良い日ではなく、悪い日の状態や波を正直に書く
- 診断書の内容と食い違わないように整合性を意識する
病歴・就労状況等申立書とは(おさらい)
病歴・就労状況等申立書は、発病から現在までの経過や、日常生活・就労の状況を、ご本人側から伝える書類です。医師が書く診断書を補い、「生活のなかで実際にどれだけ困っているか」を伝える、とても大切な役割があります。
ポイントは、発病から現在までを「期間ごと」に区切って、時系列で書くことです。ここからは、うつ病のAさんを例に、具体的な書き方を見ていきましょう。
【記入例①】発病のきっかけ・初診のころ
まず、発病から初診のころの期間です。
【惜しい例】
仕事が忙しく、だんだん体調が悪くなり、病院に行った。
【良い例】
20XX年4月ごろから残業が月80時間を超え、7月ごろには眠れない日が続くようになった。朝起きられず遅刻が増え、食欲もなくなった。見かねた家族に勧められ、20XX年9月○日に△△クリニックを初めて受診した。
ポイント:いつ・どんな症状が・どの程度だったかを具体的に。初診のきっかけ(誰に勧められたか等)も書くと、経過が伝わりやすくなります。
【記入例②】症状が続いた期間
次に、治療を続けていた期間です。この部分は、3〜5年ごとなど、適度な区切りで分けて書きます(受診していない期間も空白にせず書きます)。
【惜しい例】
通院しながら、つらい日々を過ごしていた。
【良い例】
△△クリニックに2週間に1回通院し、服薬を続けた。一時的に少し良くなることもあったが、月の半分以上は起き上がれず、家事はほとんど家族が行った。買い物に一人で行けず、電車にも乗れないため、通院は毎回家族が付き添った。
ポイント:「できなかったこと」「家族の援助」を具体的に。症状の波(良いとき・悪いとき)があることも正直に書きます。
【記入例③】現在の状況
最後に、現在の状況です。ここは診断書の「現症」と特に整合性が大切です。
【惜しい例】
今も通院しており、あまり良くなっていない。
【良い例】
現在も△△クリニックに通院中。一日の大半を自室で横になって過ごし、入浴は週1〜2回が精一杯。食事は家族が用意しないととれないことが多い。外出は月に数回、家族の付き添いが必要。短時間のパートを試みたが、対人関係の緊張から1か月で退職した。
ポイント:食事・入浴・外出・金銭管理・対人関係など、日常生活の具体的な場面ごとに、どの程度の支障・援助があるかを書きます。
就労状況の欄の書き方
働いている方・働いていた方は、就労状況の欄も重要です。「働いている」という事実だけでなく、どんな配慮を受けているか、どんな困難があるかを書きます。
- 勤務時間・日数(フルタイムか、短時間か)
- 仕事中にどんな支障があるか(ミスが多い、集中が続かない等)
- 職場でどんな配慮を受けているか(業務の軽減、休憩の許可等)
- 欠勤・早退の頻度
- 仕事後の状態(帰宅後は動けない等)
「働けている=元気」と誤解されないよう、働くうえでの苦労や、周囲の支えを具体的に書くことが大切です。
書くときの5つの共通ポイント
- 具体的に:「つらい」ではなく「週に○日は起き上がれない」など行動レベルで
- できないことを中心に:できることばかり書くと軽く見られます
- 悪いときを基準に:調子の良い日だけで書かない
- 援助の状況を書く:「家族が代わりにやっている」ことは重要な情報
- 診断書と整合させる:診断書の内容と大きく食い違わないように
まとめ
- 申立書は発病から現在までを期間ごとに時系列で書く
- 「つらい」ではなく具体的な行動レベルで(週○日起き上がれない 等)
- できないこと・家族の援助を中心に、悪いときの状態を正直に
- 就労欄は「働いている事実」でなく配慮・困難を書く
- 診断書との整合性を必ず確認する
文例はあくまで一例です。実際には、ご自身の状況に合わせて、正確に・具体的に書くことが大切です。「書いてみたけれど不安」「どう表現すればいいかわからない」という方は、ぜひご相談ください。あなたの状況を丁寧に伺い、申立書の作成をサポートします。
名古屋・岡崎・豊田を中心に、グロースリンク社会保険労務士法人では障害年金の無料相談を承っております。電話・LINE・オンラインでもお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. 申立書は長く書いたほうが有利ですか?
A. 長さより「具体性」が大切です。審査で確認されやすい事実(症状・生活の支障・援助の状況)が、時系列で正確に整理されているかが重要です。
Q2. 文例をそのまま使ってもいいですか?
A. 文例は書き方のイメージをつかむためのものです。そのまま使うのではなく、ご自身の実際の状況に合わせて、正確に書いてください。
Q3. 覚えていない時期があります。空欄でいいですか?
A. 空欄は避けたほうがよいでしょう。受診していない期間も「通院していなかった」「○○で過ごしていた」など、状況を書きます。記憶があいまいな場合は、家族や当時の資料で確認します。
Q4. 家族が代わりに書いてもいいですか?
A. ご本人が書くのが難しい場合、ご家族が状況を整理して書くこともできます。その場合も、本人の状態を正確に反映することが大切です。
参考文献
- 日本年金機構「病歴・就労状況等申立書(様式・記入例)」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/todokesho/shougai/shindansho/20140527.html - 日本年金機構「障害年金の請求手続き」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-02.html - 日本年金機構「障害年金」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/index.html
執筆者紹介

土江 啓太郎(つちえ けいたろう)
社会保険労務士/グロースリンク社会保険労務士法人 代表
皆様、こんにちは。グロースリンク社会保険労務士法人の代表、土江 啓太郎です。私たちの事務所は、”幸せ”と”利益”を両立する「いい会社」を増やすことを経営理念として、労務管理の専門知識をもって、皆様の職場での様々な課題に対応しております。特に、障害年金の請求をお考えの皆様には、適切な手続きをサポートし、権利が確実に守られるよう尽力しています。私たちのミッションは、職場の健全な発展をサポートし、労働者の皆様が安心して働ける環境を提供することです。長年の経験と専門知識を活かして、障害をお持ちの方々が公正な支援を受けられるように助言及びサポートを提供させて頂いています。これからも、皆様の期待に応え、社会全体の福祉向上に貢献することを目指していきます。障害年金についてご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。共に、より良い未来を築いていきましょう。
※本記事の文例は一般的な例であり、受給を保証するものではありません。実際の記載はご自身の状況に合わせて正確に行ってください。



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